白山中宮温泉【由来・歴史】

■開湯1300年

白山中宮温泉は開湯1300年にもなろうとする歴史ある温泉です。

 

白山開山の祖である奈良時代の修験道の僧、泰澄大師(たいちょうだいし)が、 谷川で憩う傷ついた白鳩のさまを見て発見したと伝 えられています。

 

泰澄大師が白山を開山したのは717年のこと。それ以来、白山信仰の中心地として多くの修験者が入山するようになります。

  

■白山白川郷ホワイトロードの玄関口

白山中宮温泉は白山白川郷ホワイトロードの玄関口にあり、その標高は700m。

 

夏は涼を求め、秋は紅葉を愛でに多くの人が訪れます。

冬は豪雪のため旅館を閉鎖し、山菜の芽吹く春に再びお湯を開きます。


「中宮」という名は、全国の2700を超える白山神社の総本社・白山比咩神社(しらやまひめじんじゃ)に由来します。

 

白山比咩神社は、白山山頂に奥宮があり、「中宮」は白山比咩神社と奥宮の間に位置することから名が付けられました。

 

中宮温泉からさらに麓へ下った新中宮温泉の近くに笥笠中宮神社(すがさちゅうぐうじんじゃ)があり、佐羅早松神社(さらはやまつじんじゃ)と白山別宮神社(しらやまべつくうじんじゃ)とともに、「中宮三社」と呼ばれました。

 

白山比咩神社を中心とする「本宮四社」とともに、「白山七社」とも呼ばれ白山信仰を代表する神社です。


白山神社の総本社・白山比咩神社